たとえるなら
レストランでの食事体験の全部です。内装や食器(UI)が素敵でも、予約が取りにくい、料理が来るのが遅い、会計が面倒なら「またあの店に行きたい」とは思いませんよね。席に着く前から店を出た後まで、体験のすべてがUXです。
もう少しくわしく
UX(ユーザーエクスペリエンス)は、利用者がサービスを通じて得る体験(experience)の全体を指します。画面が使いやすいかだけでなく、サービスを知って登録するまでの流れ、目的を達成できたときの満足感、困ったときのサポート対応まで、利用者が感じたことすべてが含まれます。
UIとの関係は「部分と全体」です。UIは体験のうち画面まわりの接点を指し、UXはそれを含むもっと大きな概念です。よく引かれる例が「画面はきれい(UIは良い)けれど、手続きが多くて面倒(UXが悪い)」というもの。逆に、見た目は素朴でも、やりたいことが一瞬で終わるサービスはUXが良いと言えます。
UXを良くするには、画面のデザインだけでなく、「利用者は本当は何をしたいのか」を深く理解することが必要です。そのために利用者への聞き取りや行動の観察を行い、サービス全体の流れを設計し直す。この仕事を担うのがUXデザイナーで、企画職やエンジニアと一緒にサービスの根本を考える役割です。
現場での使われ方
「この登録フロー、UX的にどうなんだろう?」
登録の手順が利用者にとって快適な体験になっているか疑問がある、という問題提起です。
「UX改善のために、ユーザーインタビューをやります」
体験を良くする手がかりを得るため、実際の利用者に話を聞く調査をする、という取り組みです。
よくある質問
UIとUXはどちらが大事ですか?
どちらも欠かせない関係です。UIは体験を支える大事な部品であり、UXという全体の目的のためにUIを磨く、という関係で捉えるのが自然です。現場でも「UI/UX」とセットで語られることが多いです。