たとえるなら
健康診断の数値のようなものです。「健康になる」という目標はそのままでは測れませんが、体重や血圧という数字なら毎日測って変化を追えます。ビジネスでも「サービスを成長させる」という目標を測れる数字に置き換えたもの、それがKPIです。
もう少しくわしく
KPI(ケーピーアイ)は Key Performance Indicator の略で、日本語では重要業績評価指標と訳されます。むずかしく聞こえますが、要するに目標に向かって順調かどうかを測るために選んだ数字のことです。「月間の利用者数」「新規会員の登録数」「解約率」など、チームによって追いかける数字は変わります。
似た言葉に KGI(重要目標達成指標)があります。KGIが「年間売上をここまで伸ばす」といった最終ゴールを測る数字なのに対し、KPIはそこへ向かう途中経過を測る数字です。売上がゴールなら、サイトの訪問者数や購入率がKPIになる、という関係です。ゴールだけ見ていても日々の行動は変わらないため、手前の数字に分解して追いかけます。
IT現場では、KPIをダッシュボードに表示して毎日確認したり、新機能を出したあとに数字がどう動いたかで効果を判断したりします。ただし、数字を追うこと自体が目的になってしまうと本末転倒です。KPIはあくまで「目標に近づいているかを知るための温度計」だと覚えておきましょう。
現場での使われ方
「今月のKPI、達成できそうですか?」
チームで追いかけている数字が、月の目標値に届きそうかという進捗確認です。定例ミーティングの定番の話題です。
「この機能のKPIは何にしますか?」
新しく作る機能の成功・失敗をどの数字で判断するか、あらかじめ決めておこうという議論です。作る前に決めるのが理想とされます。
よくある質問
KPIとKGIの違いは何ですか?
KGIは最終ゴールを測る数字、KPIはそのゴールへ向かう途中経過を測る数字です。たとえば「年間売上」がKGIなら、「月間訪問者数」や「購入率」がKPIにあたります。